効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電波をエネルギー源に

英国の企業Drayson Technologies社が極めて興味のある技術を開発し、特許をとった。その技術をフリーボルトと名付けたようだが、空間を飛び交う電波をキャッチして発電し、それを蓄電することによって携帯の充電などに使えるようにするもの。インペリアル・カレッジとの共同開発技術だとのこと。この技術を世界の開発事業者にライセンス供与する方向だという。いま無数の電波が飛び交っていることは事実だが、それを使って発電できる装置が開発されても、その発電量は極めて少ない。だが、それを効率よく蓄電させれば、少なくともセンサーの作動や情報発信に必要な電気を貯められるということだ。この技術の利用範囲は想像することが難しいほど広いのではないかと思う。一方、これだけの電波を常に浴びている生物体は、放射線と同じように何らかの損傷をDNAに受けたりしている可能性もある。ただ検知できていない、あるいは症状が現れるほどのものではないだけかも知れない。これは問題提起にはなるが、実用性の意義から見ると無視しても良いことだといえるのだろう。どのような応用商品が生まれるか楽しみではある。