効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

万年筆

最近長らく机の引き出しにしまったままにしていた万年筆を使い始めた。そのきっかけは、自分の机の上にある筆箱に使っている花瓶がいろいろなボールペンで一杯になってしまったからだ。というよりは、沢山あるから一本一本から見れば使う頻度が下がってしまい、使おうとするとインクがスムーズに出ないものが増えていくのに嫌気が差したからだ。このボールペン類は自分で買ったものはほとんどない。ほぼ全部が記念品やおまけとして貰ったもので、有名ブランドのものもある。有名ブランドだからといって自分に使いやすいとは限らない。だから使わない。そうするとインクが固まってしまう。
インクが出なくなったボールペンをゴミ箱に捨てるのは何となく気が引ける。ペン先を暖めたりするが滅多に回復しない。使えるものを探す手間もかかる。
水性のボールペンは油性と違って詰まることは少ないようだ。しかし、使い捨てを前提にしているので、これもあちこちから貰って筆箱に溢れてしまう。
インクの補充が不便だから、インクが漏れることがあるから、などのことで使わなくなった万年筆にインクを補充したら、昔と同じ書き味で字がかける。しかし愕然とした。自分の指が昔のようにスムースに動かないのだ。パソコンのキーボードばかり使っているせいもあるが、筆使い要領がいらないボールペンばかり使っていたせいもあるのではないか。万年筆にはペンのしわりがあって、自分の文字を書いているという感じが強い。問題はパソコンでほとんどの文字を書いているから使う機会が極端に少ないために、最初の書き出しにインクが滑らかに出ないこともあるというのが問題だ。しかし、ボールペンと違って、ちょっと我慢すれば元に戻ってくれる。少しキーボードに頼らないで字を書くように心がけようと思って、外出するときには必ずポケットに差し込んで出かけるようにしている。万年筆を景品にくれることなどまずないから、沢山ありすぎて困るじたいにもならないだろう。しばらく使い込んでみよう。ボールペンより自分の文字が書けるだろう。
僕のボールペンという言い方はしっくり来ないが、僕の万年筆は響きが良い。