効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ブリスベンのエコバッグ

手元に届いたJALの発行する雑誌Agoraを眺めていたら、オーストラリアのブリスベンでエコバッグが流行中という記事が目に入った。息子夫妻が住んでいるところなので興味を惹かれたのだが、オーストラリアのスーパーなどでは、買い物を入れる袋「エコバッグ」が主流で、いわゆる「レジ袋」を持ち歩いている人のほうが少ないそうだ。この記事によると、日本の「エコバッグ」は、デザインも大きさも様々だが、当地のものは大きさも形も画一的で、スーパーマーケットにある手押し式のカートにちょうど2つ入る大きさになっているらしい。
オーストラリアではすでに数年前からレジ袋の代金を徴収する小売店が出ているとのこと。同国最大の日曜大工点チェーンもその一つで、2003年から一枚10セント(約10円)を徴収しているが、現在ではレジ袋を買う人はほとんどなく、しかも心配した売り上げにプラスに貢献したそうだ。いまや、「環境問題を重視しているか」という基準で小売店を選ぶ時代が来ているとこの筆者は述べておられる。
日本ではまだこの段階には来ていないようだ。日頃環境を問題にしている自分も、袋を忘れてショッピングに出かけることが多いものの、ほとんどのところでレジ袋が無料であるために、ついまた忘れてしまうというのが恥ずかしいながら実情だ。そのレジ袋はそのほとんどが石油を原料とするプラスチック・フィルムだが、ゴミを捨てるときに重宝することもあって、自分の袋を持って行かないことの罪意識が薄くなってしまう。しかし、これから生ゴミを堆肥にしたりメタン発酵させて処理するようになれば、このプラスチック・フィルムが大きな障害になる可能性がある。ゴミ処理場で袋だけを別に分けなくてはならないからだ。この意味でも、もっと「エコバッグ」を習慣づけるようにしなくてはならないだろう。
自分に対する言い聞かせでもある。