このところの猛暑。二階にある寝室は昼の太陽で暑くなった後の熱がまだ残っていて、暫くは寝るどころの状況ではない。仕方なく、できるだけ使わないようにしているエアコンを作動させ、扇風機を回して部屋と身体を冷やしながら眠るのだが、猛暑の日が続くために、かなりの寝不足なっている。TIME誌の記事で、アメリカでは冷房を使いすぎているが、その前に、家の構造を見直すべきだと述べている。というのは、冷房を使えば電力消費が増え、それだけ火力発電所の稼働が多くなるために地球温暖化ガスの排出も増えて、結局虻蜂取らずになっているからだとのこと。同誌が提案しているのは、通風の良い建物構造にすれば、多少の高温も風が室内を流れるために、冷房を強く効かさなくても済むはずだということだ。そして、その構造については、常時高温の日が多い中東諸国の建物構造を参考にすべきだとしている。
確かにその通りかもしれないが、既築の建物の通風が自然に増えるような改造はなかなか難しいことだろう。次善の策としては、冷房の強度を抑えることができるような断熱を、既築の建物に追加できるような方策を工夫し、政府の補助も促進効果が出る規模のものを準備するしかないように思える。ただ、新規に住宅やオフィスビルを建てるときには、この提言は有効だろう。だが、最近続く世界的な暑さが続けば、建物自体が熱を蓄積することになり、通風効果を上げてもどれほど有効かは、今後の研究を待たなければならないだろう。
自分の書斎のクーラーが効かなくなった。以前にも同じことが起こり、冷媒が抜けたということで、再充填して貰ってこれまで数年使って来たが、今回修理を依頼したところ、関連部品の在庫がなくなっているので修理はできないと断られた。そのため、そのクーラーより年寄りの設備の付いた部屋で仕事をせざるを得なくなっている。このクーラーも寿命が来ている可能性もある。不安の夏となりそうだ。
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