効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■気候変動の実感

世界が工業化する前の世界の平均気温より、既に11%は気温が上昇しているという報道記事を見て、実感としては感じなかったが、桜の開花が日本で一番早かったのが東京だったのを知って、地球温暖化は確実に進んでいると実感するようになった。桜の開花には、一度寒い日がなければ開花しないようだが、それにしてもこれまでとは様相が異なっている。自宅で育てている花木の開花も早いし、その花の数も驚くほど多くなっている。また、これまでは安い値段の魚だったサンマの不漁が続いて、値段が数倍になっている。聞くところによると、日本列島周辺の海流の温度が上がって、サンマの好む温度の海流が日本から遠くなったことから、これまでの漁場が日本から遠くへ移動したからだそうだ。

また、アメリカでは干魃があちこちで発生し、それが山火事の原因にもなっている。その干魃も大規模なものが北米大陸を移動していることもあって、これまでに発生したことのない地域にまで干魃が発生している。さらには、フランスのある原発が、河の水で原子炉を冷却しているが、河水の温度が上がりすぎて冷却が十分出来なくなり、停止を余儀なくされたと言うこともある。

今年の冬は暖かい日が多くなっている。ウクライナ問題の波及でドイツへの天然ガス供給が大きく減少したが、冬の気温が例年よりかなり暖かかったために、欧州では、このインフレの中にあって、暖房費が大幅に低減できた、ということも、地球温暖化がここまで進展していることの現実を示していると考えるべきだろう。

世界的に再生可能エネルギーの消費量が急増しているのは、対応策が進んでいると言えるかもしれないが、それだけでは、平均気温の上昇を阻止することはできないかもしれない。いま北極では氷が溶けて、輸送船が通過しやすくなっているし、海底の資源開発がやりやすくなっているとも言われている。だが、この段階になると、世界的に石炭火力を閉鎖し、石油や天然ガスの消費量を大幅に抑制しなければならないだろう。石油が経済を支えているサウジアラビアもそれに気づいて,投資の力点を石油とは異なる分野にし始めているようだ。

自分の世代ではなく、数世代先の問題だからとして、いま地球温暖化ガス排出の大幅な抑制に踏み切らなければ、人類の生活圏が急速になくなるかもしれない。

 

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