効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■AIを農業に応用

AI(人工知能)が農業に応用されるだろうと思っていたが、クボタがトマトのハウス栽培に利用を始めたようだ。水や肥料を自動で与えるシステムを開発するというが、これは説明不足。味がよくなるような量の水と肥料の配合比率を自動で見つけ出して与えるということだ。AIは半導体集積回路で出来ているが、最初からこの判断能力を持っているわけではない。人間の経験を寄せ集めてデータ化し、カメラに写るトマトの苗の育成状況や実のなり方を判断して、最適と判断するのだが、おそらく最初の段階では思ったような肥育は出来なかっただろう。

報道によると、ハウス内の数カ所に設置したカメラで葉を上から撮影する。AIが葉の面積の増減でしおれ具合を判断し、あらかじめ設定したしおれ具合になると、土の上に敷いている微細な穴のあいたフィルムから水や肥料を含んだ養液を出す。一連のシステムは実証実験を経て、実用化を目指す。価格は未定ということだ。

AIがAIたる所以は、最初うまく行かなかったときには、その原因を自ら、あるいは、設計者の判断で内部のデータを少しずつ変えていけるということだ。最初人間が与えたデータが完璧と言うことはないからだ。AIには学習能力がある。養液の配合比率も、少しずつ変えて、その結果をプログラムに反映させるという工程を繰り返すことで、次第に万能になっていくのだ。そうなると、農家はボタンを押すだけになるわけではない。ボタンを押すタイミングもロボットがやってくれる。農家は他の仕事に時間を使うことができることになる。

農林水産省によると2019年のトマトの産出額は2154億円と野菜では最多。市場は大きい。なかでも糖度の高いトマトは、比較的高価でも買い求める消費者は多い。AIの水やりロボットの価格が多少高くても農家は利用するだろう。そして、その成果は他の野菜や果物にも拡がって行くに違いない。

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り

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