今日は奈良市庁舎へCovid-19予防のためのワクチン接種をして貰いに出かけた。雨の可能性もあったため、市庁舎前に停まるバスを利用したのだが、近鉄奈良まで行って、そこからのバスを利用する以外にタイミングの良い方策はなかった。時間を浪費した感じだが、少しの余裕しかない時間に着いたが、市庁舎では1回目の時より多くの執務室を犠牲にして、15分刻みの予約時間別に40人を一つのグループにして手続きが行われた。それに対応するスタッフの数は驚くほど多い。お陰でスムーズに各種のチェックも行われ、接種後15分の待機で副反応が出ないのを確認して、一回目と殆ど同じ時間での終了だった。予診をしてくれたのは、どこかの病院の研修医だったが、丁寧な問診をし、自分が血液凝固を防ぐ薬を飲んでいるのを確認した後に、接種は可能と判定してくれた。
全国どこの接種会場でもこのようなシステムを組み上げて接種を行っているのだろうが、それにどれだけの人員が充てられているか、想像するのが難しい。経済活動ではないのだから、そこで一連の作業を担当する人達が生み出すものは社会の安定、安心を構築する作業という目に見えない大きな価値を生み出していると言えるだろう。これが少なくとも今年の秋まで続くのだから、その評価をどのようにし、どのように報いるのかが極めて難しい、という思いを抱きながら会場を後にしたのだった。
ここ数日は副反応が出る可能性もあるために、あまり動き回らないようにしなければならないが、自分のような高齢者は別にして、若い人達が接種を受けて起きる社会活動の低下は、どのような形で出るにしろ、大きなマイナス効果になるかも知れない。その最中にオリンピックが本当に開催できるのかもよく考えないと、悲惨な結果を生み出すオリンピックになる可能性もある。
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