効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■燃料電池シンポジウム

燃料電池開発情報センターが毎年恒例のように今頃開催している燃料電池シンポジウム。今年は今日と明日の2日間あるが、明日の午後はワクチン接種に行かなければならないので、重点は今日。例年なら大勢の集まる会場で開催されていたものが、今年はZoomによるオンラインでの開催となった。東京まで出かける必要がなくなったのは有り難いが、初日終了後のレセプションでいろいろな人と話ができる機会がなくなったのは寂しいことだ。

会合は2つが並行して行われるから、どれを選択するかは、自分が理解できそうなものというのが規準となる。理解できないかもと思いながら参加した会合で、SOFC(固体酸化物電解質燃料電池)の発電効率の更なる向上と、セルの耐久性10年を、15年、20年にしようとする研究の報告を聞いて、非常に意を強くした。着々と成果を出している。

燃料電池は水素を燃料とするが、ゼロエミッションの時代に向けて急上昇する再エネ電力の容量が、大量の水素を製造し、水素社会を生み出すことを確信することもできた。特に中国は、再エネ電力比率が大きいために、余剰再エネ電力も多く、これを水の電気分解に向けて利用して水素を大量に作るようになるだろう。それを商用燃料電池トラック、バス、路面電車などの燃料に使用するインフラを拡大しているようだから、関連産業も急速に育つだろう。

また、ECの再エネ電力比率は高いが、それだけでは、EC諸国が必要とする水素の半分しか賄えないために、中東などからの水素輸入を構想してプロジェクトを策定しているということを知ることもできた。

膨大な資料を貰っているのを参考にして、自分なりの燃料電池の将来像を作ることにする。

 

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