効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■コロナがダボス会議を延期に

ダボス会議についてはここで何回か書いているが、いつも世界の情勢を俯瞰できる好機の場所として述べてきた。だが、コロナがこの重要な会議の開催に大きな影響を与えた。今日の日経の夕刊が報じているが、世界経済フォーラム(WEF)は26日、2021年1月に開催予定だった年次総会(ダボス会議)を同年初夏に延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で、開催は困難と判断したということだ。1月は代わりの会議をオンラインで開く。

ダボスはスイスの人里離れたところにあるスキーリゾートで、ここに入ると他の町に移動するのはかなり難しくなる。この会議の1980年代の頃も知っているが、世界から元首、著名な政治家、実業家、学者、文化人が一堂に会して、その年の動向にも影響を与える議論をするのだが、分科会も含めて、どの会場も満員になるから超高密度となる。WEFは、専門家から1月に安全に開くことはできないとの助言を受けたと説明したようだ。当初はオンラインと対面形式の両方で開催する準備を進めていたが、新型コロナの感染拡大の勢いが衰えず、開催を断念せざるを得なくなったのだ。新たな日程は21年夏の初めになる見通しで、場所を含め詳細は今後詰めることになっているようだ。ダボス会議は1971年から開催されている。各国の首脳や経営者ら3000人程度がスイス東部ダボスに集まって、最近は貧困格差や温暖化などを中心にした世界の課題を議論する。

会議だけではなく、スケート、スキー、カーリングなども開催され、会議の合間に気持ちを切り替える時間を与えてくれる。また、夕刻には著名人を囲む夕食会が近くのレストラン幾つかであり、申し込んで参加できれば、普段なら聴けないような内輪話を聞くこともできる。ただ、ここには通訳は入らないために、ある程度は話が分かるだけの英語能力が求められる。そのため、自分が会社役員の付き添いとして参加していた頃には、日本の参加者の多くは麻雀をしていたという話もあった。また、国会の開催中のため、日本の政治家は殆ど参加していなかった。これが、夏に開催されるとなると、この周辺の雰囲気は大きく変わるだろう。コロナが早く終息して、少なくとも夏の会合が無事に開催されることを祈るばかりだ。ワクチンの開発が遅れれば、夏の開催も危なくなる可能性もある。

 

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