効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■中国のEV充電スタンド

 

 中国が電気自動車(EV)の普及に力を入れていることは知っていたが、そのためには同時に充電スタンドが必要となる。それがどのような状況かを伝える情報を得て、少なからず驚かされた。その資料のタイトルが、中国の充電スタンドの数が5月には前月比50.5%増加したというものだった。この数字は、中国充電所推進協議会がその会員が保有する数字を発表したもの。自宅などに設置されたものは含まれておらず、一般利用施設としての充電設備が、この5月で401,000基だという。4月からの1ヶ月で9,658基の増加。20186月から毎月11,205のペースで増えているとしている。

中国の国土の広大さ、人口の大きさを考えてもこの数字は大きい。政府がこれまで補助金を出して普及させてきたEVの増加に対応したものだ。協会以外のものも入れた全数では、この5月末時点で976,000という驚異的な数字になっている。だが、これらのうち7割は北京、上海、天津など大都市に集中しており、そこから離れたところへの設置が今後の課題となっている。興味を惹くのは、その利用がもっとも多いのが電気バスだということだ。それに次ぐのが一般乗用車、ゴミ収集車、そして、タクシーとなっている。

日本の急速充電スタンドの数が約7,000、公共の全数では約3万基で、これ以上増やすのに力を入れる必要がないと言われているのとは、国土面積の差が関係しているとは言え、中国の現状には驚かされる。また、日本では電気バス、ゴミ収集車は何台走っているのだろうか。

トヨタ自動車が、2020年に中国で自社開発の量産型EVを本格導入すると最近発表したのも、中国のEV市場に乗り遅れると現在の地位を守ることができないという危機感からだろうが、それは中国での充電スタンドの増加テンポをみれば理解できる。

 

 このところ、日記の下にAmazonの商品紹介をしている。いわゆるアフィリエイト。どのようなものかを試している。紹介した商品の影像をクリックするとAmazonのページに入るが、買うかどうかの決定はその後。価格はAmazonの通常価格。その売上の若干がこちらに謝礼として戴けるシステム。これから暫く試行しますが、ご容赦ください。

 

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