効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

MRJ初飛行

戦後の日本で、自分も利用したことのあるYS11に次いで2番目の国産旅客機MRJMitsubishi Regional Jet)の試作機が昨日県営名古屋空港からテイクオフした。格別の問題もなかったようで嬉しいことだ。これまで予定が大幅に遅れていたのだが、これからは所定の審査を経て、予定通りの納入に成功してほしい。国産というのは、機体の設計が日本の企業によって行われたということであって、純国産部分は40%ほどらしい。ジェットエンジンも米国のプラット&ホイットニーを採用している。このエンジンに加えて、機体の軽量化にも成功しているから、燃費が良いという特色を出せるものだ。そして、エンジンだけでなく、安全に飛行するための主要制御や通信設備も米国製が多いらしい。だが、これをきっかけとして日本に新しい航空機部品技術が芽生えるだろう。慎重な製作手順を踏んで来た三菱ジェットも、これからは完成度の高い商品として、地域間の短中距離を飛ぶ70〜90席の中型ジェット旅客機市場へ成功裏に進出してほしい。2008年に開発計画が開始されている。これほどの手をかけて成熟させた性能があることを航空会社に示すことがこれからの課題となる。