効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

バイオディーゼル燃料

長岡市にあるバイオディーゼル燃料(BDF)の生産能力を増強するという報道を見た。拡販にも力を入れるそうだ。これまで、BDFのコストは一般的に使われている軽油よりも高いために、補助策なしには普及しないと理解していた。だが、現在の市場ではBDFが軽油よりも安い価格で取引されるようになっているということを知って、認識を改めた。CO2の排出をしないと認められている燃料であるBDFは、このメーカーの場合、原料の使用済み食用油はホテルや飲食店から出たものを使っている。自分がよく利用している奈良生協は、利用者が持ち寄る廃食油をBDFにして配送トラックなどに使っているが、環境に配慮することを示すとはいえ、コスト的に負担となるだろうなと思っていた。このメーカーは新規設備の導入で品質を向上させることができるために、これまでの顧客に加えて、送迎バスや建設現場での重機向けなど新規顧客を開拓すると意気込んでいる。軽油がまた安くなる可能性はあるが、価格差が大きくならなければ環境改善事業としては持続可能となるだろう。
今日は素晴らしい天気だったので少し長い散歩をした。稲刈りが終わって後切り株から緑の葉を出していた稲も枯れ始めている。まだ残っている紅葉と合わせて眺めていると、季節の変わり目であることを再認識した気分だった。