効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

札幌市の自家発電

札幌市が本庁舎と区役所の自家発電能力を増強しているということだ。本庁舎の自家発電能力を従来の3倍である約1200キロワットにするほか、全10区に自家発電設備を設ける。区役所は多分新設だろう。どうも常用発電機ではなく非常用のようだ。本庁舎の発電機は、燃料を満タンにすれば必要な業務の3日分の電力を賄えるようになったという。3億円をかけて3月に増強済み。10区のものにも緊急対応業務を3日間継続できるよう導入する計画。だが、どうも発電だけさせるというのであれば納得できない。寒冷地でもあるから、廃熱も使う常用自家発コージェネレーションにできれば、総合効率は大きく上がるはずだ。また、満タンにすればという表現から見ると、ディーゼルオイルを使うのだろう。だとするとそれも問題で、新規設備は常用には都市ガスを使い、万一都市ガスが止まった場合の非常用にLPGを準備しておくようにすれば、排気ガスのクリーンさも段違いに良くなるはず。新設する10区には是非天然ガスコージェネを導入して常用にすべきだと思う。そうすれば給湯暖房コストも下がるし、総合エネルギー効率は大きく上がるはず。報道記事だけからの推測なので間違っているかもしれないが。
このような自治体の発電設備計画は幾つもあるだろうが、効率と大気汚染も考えたものにしてほしいものだ。