効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

鳥取ガスについて

因幡写楽さんが、鳥取ガスについてお書きになった内容をコメントの形で送ってくださった。昨年12月11日にこちらが書いたことを引用してくださっている。そして、地方ガス事業として先進性を見せている鳥取ガスが、鳥取市内で農業を始めたことを教えて貰った。ここの社長は地方の名士であることは当然だが、率先してエコロジーの推進をしておられて、山に植林するプロジェクトを立ち上げて地元企業からの参加をつのってまずまず順調に展開していると聞く。その延長だろうか。因幡写楽さんのブログを引用すると、「鳥取ガスが農業参入する。『6月11日より、鳥取市湖山町西の1850m2の農地で8種類の野菜をつくる。コンプライヤンスを重視し、真面目に取り組む。』である。鳥取市内の農地がどんどん消えていく中でのチャレンジ。農地利用の許認可で戸惑ったようだけど、すごいエネルギーだと思う。」
http://blog.livedoor.jp/tottori21th/
6月12日の日本海新聞の記事をコピーする。
鳥取ガスが農業参入 野菜ビジネスで雇用の場
鳥取ガスグループが農業への参入を決め、鳥取市湖山町西1丁目に借りた農地で作物栽培を始めた。ガス会社の農業参入は、中国地方では初めて。11日には、職員らが砂地の畑にサツマイモの苗を植え付けた。減農薬で各種作物を作り、グループのショールームで直販したり昼食の食材として提供。初年度の売り上げ約300万円、4年後の倍増を目指している。
食の安全や自然環境の保全が見直される中、農業を重視し事業展開していこうと昨年10月にプロジェクトチームを立ち上げて準備を進めてきた。4月に事業開始の手はずだったが、手続き上の不備があり、今月にずれ込んだ。初年度は1850平方メートルの農地でジャガイモやハクサイ、大根、ミニトマトなど7種類の野菜を栽培予定。兼務の職員3人と新たに採用したパート職員4人、指導員1人の計8人で取り組む。将来的には規模を拡大し、ガスから作り出す電気や熱、二酸化炭素を有効活用する「トリジェネレーションシステム」を温室栽培に生かしたい考え。宅配サービスやインターネットによる通信販売も行い、職員も20人程度に拡大したいとしている。】
農地を農業に関係ない企業が使うのにはいろいろ制約があるのを見過ごしていたのだろうが、それを何とかクリアーできたのはご同慶の至り。これで雇用が確保できて事業として継続できるものとできたら、あちこちから見学者が来るだろう。品質を維持できれば、ガスグループ内で基本的な販売ができるはず。しかし、それが補助にならないように気をつけなくてはならないだろう。