効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ソーラーシェアリングのデータ収集

甲子園大学が芋畑を利用してソーラーシェアリングをソーラー事業会社と行動で具体化し、それを卒論のデータにしようという取り組みをしているとのこと。兵庫県宝塚市の山間部に広がる畑に高さ約3メートルのパイプが組まれ、上部に太陽光パネルが間を開けて設置されている。間を開けての設置というのが面白いところで、農園の約350平方メートルでサツマイモを栽培し、太陽光パネルで日射量が制限された環境でも、おいしく育つかどうか研究している。ソーラーシェアリングについての基礎的なデータを採取する手法が確立できれば、農地利用の良し悪しが分かるようになると期待される。農家にとっても、闇雲に太陽光発電と農業の両立を狙うのは、リスクも高い。大学がこのような取り組みをするのがもっと拡充することで、若者の農業定着が進まないものだろうか。
パネル方式の太陽光発電が一般的だが、いわゆるビニールハウスのような膜形式の発電をしているところはないだろうか。ビニールハウスが農地にあるのはあたりまえのことだし、景観の一部としても悪く見られることもないだろう。ただ、風で吹き飛ばされてしまうことのないような取付方式を開発しておかないと、農家のリスクが大きくなってしまう。簡単には破れないビニールハウス太陽光発電が普及しないものかと期待しているのだが。