効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

心斎橋筋と御堂筋

大阪へ出て難波から本町に向けて歩くときには、ほとんど心斎橋筋か御堂筋を使う。大阪は通りと筋の区画でできていて、本来は筋のほうが通りより狭かったそうだ。それが堺筋についで御堂筋ができて、筋のイメージが変わってしまった。前の関市長が御堂筋を作ったときには、飛行場にするのかと揶揄されたという話はよく知られている。
昔のイメージで心ブラというと、ある程度高級なお店が並んでいるところをウインドーショッピングするという感じだった。ところが、ここ1〜2年で薬の量販店やディスカウントストアー、大衆的レストランが急激に増えて、自分の持っている心ブラという感じではなくなってしまった。
一方御堂筋はきれいな銀杏並木で歩道も広い道でありながら、ビルの一階部分はほとんど銀行の店舗であったり事務所ばかりで、これまで何の風情もなかった。ところが、銀行事業が一時危機的状況になった頃を境に、銀行の数が激減し、雰囲気のあるお店やショールームなど、眺めて歩くだけでも楽しいところが増えてきた。特にこの1〜2年で、外国の高級ブランドの販売店が長堀あたりから北に向けて軒を並べるようになっている。どうも心ブラよりも御堂ブラの方が気持ち良い。心斎橋筋のようにごみごみした感じもなく、銀座を歩くような雰囲気も生まれているように思う。御堂筋はこれからセレブが歩くところになるだろう。
御堂筋に面したビルの高さ制限が緩和された代わりに、一階部分に公共スペースが作られているところも増えている。本格的お店がもっと増えると、このオープンスペースを賑わいの発信場所に利用できるはずだ。人が集まることはお店にとって有難いことであるはずだから、新しいプロジェクトを誰かデザインしないかしら。