効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

暑い甲子園

このところ、時間があればテレビで高校野球を見ている。戦っている選手もスタンドの観客も一体となった雰囲気は素晴らしい。プロ野球と違った、今日しかないという戦いは胸をうつ。しかし、この猛暑の中で、観客に熱中症の人が例年より多く出ているそうだし、選手にも熱中症対応の注意が流されていると報道されている。もしここで、最後の一球を投げた投手が、勝利を手にした途端にグラウンドに崩れ落ち、医者の手当てを受けて何とか勝利のインタビューを受けたとすると、主催者、学校、チームの対応はどのようになるのだろうか。グラウンドの温度は40度近くになっている可能性はある。その中で戦うのは高校選手の当然のことだというのが従来の考え方だろうが、もしこの投手が病院に運ばれたとするとどういう説明をするのだろうか。
10年前の夏の高校野球が、気温何度が最高だっただろうか。今よりかなり低い気温だったとすると、今年のような猛暑の中で野球の試合をすること自体に問題が出てこないだろうか。伝統のある夏の高校野球に水を差すつもりは全くないが、もし選手に何か健康上後に残るようなことが起こるとすると、それに対する責任問題が必ず出てくるだろう。対応として、気温があるレベルを超えると試合中止、延期ということも考えておかないと、若い生徒の健康を無視した試合スケジュールだという批判が必ず出るだろう。そのような社会的雰囲気が充満しているからだ。選手は、甲子園で戦えれば何が起きても悔いはないいうかもしれないが、何かが起きたときには、夏の高校野球そのものの存在が問われることにもなりかねない。何かの指針だけでも出しておかないといけないのではないだろうか。