効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽光は安定エネルギーである

今朝、連れ合いが二階から下りてきて、新聞を読んでいた私に「ウグイスがいい声で鳴いていたのを聴いた?」と尋ねた。最近年のせいで高音が聞きにくくなっているのと、面白い記事を読んでいたせいもあって、全く気づいていなかった。一昨日自転車で走っているときには確かにウグイスの鳴き声が高い木の上から降ってきた。かなり上手な鳴き方だった。例年ならまだ下手な時期の筈だ。今日は快晴であるからウグイスにとっても気持ちが良かったのだろう。写真をWikipediaから拝借した。

中東のアブダビが意欲的な太陽光発電プロジェクトを発表したことを昨日書いたが、同様に意欲的と言える太陽エネルギー利用拡充計画を東京都が発表している。発電だけでなく太陽熱を利用するのを併せて、2016年に100万kW相当の太陽エネルギーを利用可能にするというものだ。発電と給湯がどのような比率になるのか分からないが、おそらくコストを考えると給湯利用の方が有利なはずだ。一番コスト効果が高いのは、単純に屋根上で暖めた水を溜めておいて、風呂などの湯に使うことだ。溜めるのは屋根上でも地上でも、可能な方法を採用すれば良い。これを空調にまで使おうなどとすると難しくなるし高くなる。ただ、太陽熱給湯には、太陽光発電に比べて何となく田舎臭い感じがするので設置の意欲が湧かないのではないかと思う。何かのファッション的要素を付けられないかしら。

発電と違ってお湯に溜めるということは、太陽が沈んでも使えるということで、極めて安定度の高いエネルギー源になるということだ。太陽光発電についても、昼間だけを見れば発電量がかなりの精度で予測できる安定電源だと考えられるが、それは別の機会に述べるとして、太陽熱利用機器はエコキュートよりもはるかに環境に優しい、しかも安定して安価なエネルギーだということを強調したい。太陽光発電が装備された住宅が高級なものとして販売が促進されているが、太陽熱利用設備も同時に付けることによって、両方でコスト回収が早められるというメリットを売り込めないかしら。炭酸ガス排出抑制効果は極めて大きいはずだ。