いまデジタル庁が批判に対応するのに大童のマイナンバーカードの登録ミス。これは登録ミスが起きている件数と全体のカード数の関係で見ると、初期に起こりやすいトラブルで、これをゼロにすることはまず不可能だと思う。それも、殆ど全てが登録時に担当者への教育が十分になされていれば起こらなかった物が大半ではないかと思う。
これを使って、自分は確定申告をオンラインですることができるようになって、昔のように税務署へ行く必要がなくなったことを高く評価していた。カードデータに誤りが無ければ、後のシステムには問題はないような感じがする。とはいえ、コンピュータのプログラムには、滅多に起きない組み合わせの時に、予め予想できていなければ、誤処理がされる可能性はゼロではない。それらのウイークポイントを見つける時間を置かずに、使用を始めたところに問題があるのだと思う。これが安定するまでは、マイナンバーカードを健康保険証に利用することは避けなければならないのを、短期間で健康保険証を廃止しようとするのは、拙速だと言える。医療関係データの処理の方が変数が多いのだから、しばらくは併用すべきものだろう。
問題は、マイナスの報道ばかりで、個人情報のデジタル化が大きく遅れてしまうことにある。失われてしまった信頼感を早急に回復するために、効用を具体的に知って貰う機会を増やし、報道も、プラス面の記事を出す必要があるのではないか。批判だけでは解決しない。
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