効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

東芝、家庭用燃料電池で欧州進出

東芝燃料電池システムは14日、欧州の大手暖房機器メーカーであるBDR サーメア(BDR Thermea)(オランダ・アペルドールン)グループのバクシィ・イノテック(BAXI Innotech) (BI、ドイツ・ハンブルク)と、家庭用燃料電池システムの開発・販売で提携したと発表した。パナソニックが既に昨年9月9日に欧州進出(フィスマングループと提携)を発表しているが、それに続くものとなる。東芝燃料電池システムとBIは、これまで約2年間にわたって共同でプロトタイプの設計・試験を行うなど、協業に向けた検討を進めてきたが、両社で欧州地域向け製品の共同開発を進め、2014年度中の市場投入を目指す。東芝は、日本国内でガス会社を中心に累計約3万5千台の出荷実績がある家庭用燃料電池システム「エネファーム」をベースとした欧州向けの開発ユニットを提供する。BIは貯湯・給湯・全体制御システムなど、組み立てを含めたシステム全体を手掛け、新製品の共同開発を行うとのこと。東芝燃料電池システムは、家庭用燃料電池システムが2020年には約16万台の市場規模に達すると見込んでいる。どれだけコストダウンができるかが鍵になることは確かだろう。