効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

からから天気

報道によると日本の太平洋側は記録的な乾燥日が続いているらしい。当然農作物の生育にも影響するだろう。一方豪州南西部は豪雨が続き、世界でも有数の石炭の輸出が停まっている。そのために世界の製鉄事業が原料炭の手配に走り回り始めている。気候がおかしくなっていることは確かだ。その原因が地球温暖化なのかどうか分からない。温暖化は人間の活動が原因であるとすれば、その解決が難しいとはいっても人間が行動を大きく変えることができれば、問題を克服することができるかもしれない。しかし、それが地球自体の大きな変動で人間活動とは無関係だとすれば、この方が恐ろしいことだ。人間の介入は無意味となり、地球活動の異変の中でどう生きていくかということになる。
地球内部のことはよく分かっていない。数日前から始まった九州南部にある新燃岳の噴火にしても、地下のマグマがどうなっているか、専門家でもよく分かっていないらしい。いま地球表面の平均温度が上がっていることは事実だ。そのために海水が膨張していることも確からしい。それが地球内部に影響を与えていないとは言えないだろう。日本列島の太平洋沿岸部は、地殻が絶えず西に動いている。その動き方に海水の性状変化が作用することはないのだろうか。それは新燃岳の噴火とは無関係かもしれない。しかし、誰もそれを完全に否定することはできないだろう。
最初述べた乾燥についても、世界的な旱魃現象の拡大と無関係だろうか。地球全体の降水量が同じであっても、その集中度が少し永続的に変われば旱魃と洪水になる。この振れ方は地球の歴史では何度も起きているはずだが、それに応じて生態系は変わってきた。人間という生物も、いかに高度な進化をしたとしても、地球という基盤の変化には抗しきれないだろう。虚無的すぎるかもしれないが。