効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

御堂筋のイルミネーション

昨夕本町から梅田に向かった御堂筋を歩いていた。ガスビルまで来ると人だかりがしている。そのブロックにある銀杏の木にイルミネーションがついていて、華やかになっている。近くまで行くと、実証試験であって好みの色を選んでくださいという表示があった。橋下大阪府知事の提唱する大阪の中心部に人を呼び込もうとするプロジェクトの一環らしい。市民の反応を調べているのだろう。抽象的に論じるだけでなく、このように実行するということが重要だ。
調べてみたら、22本の銀杏に12月8日から来年の2月末までのテストだ。点灯時間は17時〜23時。LEDを使っているはずだから、電力消費も多くはないだろう。関西電力の協賛割引もあるかもしれない。併せて、府所蔵の現代美術品の展示(御堂筋まちかどギャラリー)やコンサートが催されることになっていて、このブロックに面する企業がギャラリーやコンサートの場所を提供する。無料コンサートが12月12日(金)、12月19日(金)16:20〜19:50にあり、【会場】大阪ガスビル、京阪神不動産御堂筋ビル【出演】大阪センチュリー交響楽団メンバー、【内容】30分間の連続ミニコンサートを4回開催(クラシック、ポップス、クリスマスミュージック等)ということだ。大阪ガスの会長は大阪商工会議所の会頭だということもあって、この場所が選ばれたのかもしれない。歴史のあるガスビルと近代技術のLEDの組み合わせも面白いか。
これを単発のプロジェクトにしては意味がない。昨日書いた駐輪場や、だいぶ前に書いた東京丸の内のハイブリッドバスの循環サービスのように、一つの目標に達するためのシステムを組み合わせなければ、相乗効果を生むことはできない。御堂筋に面するビルに駐輪スペース提供を義務づけても良いと思う。レンタル自転車も積極的に採用するべきだ。御堂筋はパリのシャンゼリゼに匹敵する格を持たせることはできると思う。御堂筋の新しいビルは一階に公共スペースを設けている。その利用方法ももっと考えるべきだ。いま開発が始まっている北と衣替えをしつつある南をつなぐ絶好の道路だから、単なる移動の手段を超えた発想を生み出してほしい。御堂筋をまたぐ高速道路にレストランをくっつけて南北を見通すなど不可能ではあるまい。