効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

御堂筋に自転車専用道

大阪市の中心部を南北に走る御堂筋の両側にある側道を自転車専用道路にすることで、大阪市国土交通省近畿地方整備局が大筋合意したようだ。最初この道路が1937年に造られたときには、こんな広い道をどう使うのかと言われたそうだが、いまでは一方通行になって自動車で溢れている。北の阪急前から南の難波西口交差点まで4.2キロが御堂筋で、この車道の両側には幅のある歩道もある。しかし、最近では歩道を走る自転車が危険となっていて、自転車専用道が必要だとこのブログに書いたこともある。06年10月に社会実験を実施したときの様子も見ていたが、それがこのような形で実を結んだのは嬉しいことだ。この実験でのアンケートで、7割の歩行者、8割の自転車利用者が「快適に通行できた」と回答していたという。国道だから難しいのではないかと思っていたが、良くこのような結論が早期に出たものだ。
いまは車が走っている左右の側道が自転車専用道になる。そうなると、車道は南向きの一方通行4車線の幅約13メートルだけになる。この側道は車の駐車によく使われていたから、駐車がしにくくなることは確かだ。しかし、どのように車や自転車の流れが変わるかをよく調べて、譲り合いながら快適な棲み分けができるようになってほしい。こうなると駐輪場が次の課題となる。現在、御堂筋の歩道には多くの違法駐輪が見られる。これも駐輪場の絶対量が足らないからであることは確かで、その手当もよくこれから考えてほしいと思う。有料の駐輪場を多く作り、違法駐輪を厳しく取り締まる方向になるのだろう。あまり自転車王国にしてしまってはいけない。また、自転車のレンタルも拡充して、御堂筋に乗り捨てできるところを幾つも設ければ、観光客にも利用できて大阪のイメージも良くなるのではないか。