効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

お金のIT化は本当に大丈夫か

東京のSuica、関西のIcocaをはじめとして、交通機関の支払いの電子マネー化が急速に進み、それが一般のショッピングにも拡大している。自分も使っていて確かに便利だとは思うが、この背景にある処理ソフトは全部人間の手で作られたものである。人間の手で作ったものは、どのような防護策をとったとしても必ずそれを破るものが出てくると考えた方が良い。偽金は昔からあったが、お札の場合には具体的な物があるだけに見つけることは何とかできた。しかし、電子マネーの場合、改札を通ったときに表示される数字が本当に正しいかどうかは保証の限りではない。
膨大なソフトが走っているから、その中に何かのたくらみが隠されていても誰も発見できないに違いない。昔、銀行の利息計算の端数を自分の口座に振り込ませてものすごい額のお金を窃盗した奴がいたが、このような策略を電子マネーに組み込めないとは思えない。だから、私自身は、Suicaを一般の商店での支払いに充てることは考えていない。乗り物にだけ使い、買い物には現金かクレジットカードにするのを続けようと思っている。現に交通機関でも徴収料金を間違ったケースもあるのだから、ショッピングでも巧妙に間違えて高く徴収し、利用者も店頭の人も気づかないうちに取り込んでしまうことが起こるかも知れないからだ。
人間が作り出したすばらしい物の裏には、同じ程度に凄い陰の世界が生まれるのが常態だと考えなくてはならないのではないか。