効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大和文華館

自宅から車で15分ほどのところにある大和文華館へ、急に思い立ってワイフと一緒に出かけた。展示は没後300年の画僧古礀の残した絵だ。米国のパリ協定離脱が発表されたことのいらだちから逃れる気分からその気になって訪れたのかも知れない。美しい曼荼羅も幾つか展示されていて印象深かったが、気持ちを慰めてくれたのは水墨画。目を描いた墨の一点が、その人物の心の動きを見事に表現しているのに感嘆した。閉館に近い時間だったのであまり長居ができなかったため、傍にある水辺まで下りていくことは適わなかったが、係の方が、山水仙の咲いている庭が外へ出る門に至る若干の坂道を教えてくださったので、足の悪い連れ合いも何とかそこまで辿り着き、群生ではなく点在する山水仙をしばらく楽しむことができた。山水仙の点在は、墨江と何か通じるところがあるようにも思えた。
パリ協定にこれまで参加していなかった国はシリアとニカラグアの2ヶ国に過ぎなかったが、これに加わる米国が世界からどのような対応をされるだろうか。トランプ大統領はあまりに我利我利亡者だという気がする。古礀ならどのような人物として描くだろうか。