効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

水素の製造と貯蔵

燃料電池シンポジウム2018の2日目。大学などの研究機関が発表する項目が多く、細かいところまでは理解できなかったが、光のエネルギーで水を水素と酸素に分解する技術が実用のレベルまで来ていることを知った。同時に、水素貯蔵合金の性能も大きく向上しているようで、低温液化や高圧で保存するのではない方式が一般化しつつあるようだ。光触媒での水分解は、2030年頃には商品化するテンポで開発が進んでいるという工程表まで見せてくれたが、エネルギーの脱石油が大きく進展するだろう。動画で、光触媒を担持したフィルムからぶくぶくと水素の泡が出るのを見て納得させられた。それを集めて取り出す設備も実験段階だができている。また、燃料電池のセルに使う触媒に白金に代わるものも開発が進んでいる。今の天然ガスを使った燃料電池がもう一皮むける段階に入っているように感じた。