*重量を計測して自動発注など
日用品・食品の価格比較サイトを運営するスマートショッピングは、物を置くだけで重さから在庫を自動で把握する機器「スマートマット」を開発し販売を始めたと報じられている。通信機能を組み込んだ重量計で、A3とA4サイズをそろえ、大きい物を載せるときは複数のマットを組み合わせるようになっている。事前に載せる物の1つあたりの重さを登録すれば、上に置いておくだけでクラウド上のシステムで在庫を常時監視できる。同じ商品を重ねておく機会の多い事業者に向いているだろう。例えば、オフィスでコピー用紙を載せた場合、1時間に1回クラウドにデータを送信してくれ、管理画面でグラフにして減り方を表示するほか、設定した量まで減った際は自動で追加分を発注する。まさに働き方改革にもつながる商品になるのかもしれない。残量のデータが蓄積されると、急激な在庫減少や長い間在庫が動かない場合は異常を知らせる応用機能もついていて、置いたタイミングを記録し、賞味期限が過ぎた際も通知するのは興味深い。初期費用は20万円で、1台につき月額500~1000円の利用料を払う仕組みになっている。普及は早いかも知れない。
これで思ったのだが、体重を気にしている人向けの体重計が、測定時間が近いデータを毎日一回収集して情報をネットに送り、例えば1週間分をまとめてグラフとしてPCで読み取ることが出来るようなものは商品化されているだろうか。家族1人1人の区別ができるようにもでき、急激な変化があるレベルを超えると知らせてくれても便利に使える。これも物がネットにつながるIoTの一種となるのかも知れない。