効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

中国の太陽光発電

中国の太陽光発電の導入量が急増しているのだが、最近海外から入った報道によれば、その多くが西北部にあり、需要地までの送電線が十分に確保されていないため、発電させない、あるいは、できない状況にあるらしい。これは以前から聞いていたことだが、どうもその発電出来ない設備が非常に大きいらしい。中国は17万トンの多結晶シリコンを2017年の1,2,3四半期に生産し、これは前年同期の17%増に相当する。そして、62GWのシリコンチップを生産したが、同期間で44%増。55GWの蓄電池も生産し、それは50%増になるらしい。今年に入ってからの8ヶ月で、前年同期比で見て、蓄電池が39%増、太陽光発電コンポーネントで34%増の輸出をしている。しかし、価格の下落によって、輸出額は同様の伸びをしているわけではないらしい。政府の振興策で生産と設置が急増したのだが、利用率が高くなっていないということだ。また、振興策でも、補助金の支払いが遅れたり、融資が適切に行われないために、今後の増加量はあまり期待できないかも知れないという。中国政府は2020年には再エネからの電力を15%にするという目標を掲げているが、一方で補助金を削減する方向にあり、そのバランスが難しくなっている。さらに、電力需要は確実に増加しているため、原発の建設を増強する方向に向かっていて、環境対応のために石炭火力には依存しない方針だという。これらは全て日本の政策と関連する部分であり、来年の動向を注視しておく必要があるだろう。