効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ロボットが国際会議に出席

スイスで21日に開かれたインターネットに関する国連の国際会議で、台湾の参加を阻もうとする中国側に対抗し、台湾側がロボットを遠隔操作して「出席」したと報じられたのを読んで驚嘆。一つの中国を強く主張して、香港がこれまでオブザーバーで参加してきた会議への出席を認めなかったのに対して、台湾側は作戦を練り、会議の議長にかけあい、会場にロボットを設置することに成功したようだ。議長が設置を認めたのも普通なら考えられないことだろうが、多分中国の強い姿勢に反発していたのだろう。同時に、会議にロボットが実際に設置されたのを、会議メンバーが反対しなかった、特に、中国がこの時点で反対しなかったのもよく分からない。インターネット政策担当の閣僚が台北から遠隔操作で「出席」し、台湾の政策を紹介したのに対し、発言終了後に中国の代表が抗議したというのも驚き以外の何物でもない。発言が始まったところで強く抗議すべきものではなかったか。ここには何かが中国と台湾の間に交渉があったのだと推察される。国際会議がネットで行われるというのは既に定着しているが、ロボットを介して会議が行われるのがこれから常識になるのだろうか。そのロボットは、本来の発言者の性格を引き継いだAIでも制御されるようにもなるのかも知れない。大変な時代に入ったようだ。