効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

水道給水所での小水力発電

次のような記事を見た。「東京都江戸川区にある葛西給水所。同区に水道水を供給する施設は水力発電所という別の顔も持つ。通常はダムのように水を高いところから落とし、その勢いで水車を回して発電する。同給水所では、代わりに水圧を利用して水車を回す。浄水場よりも高い場所にある給水所に届けるため、水道水にはポンプで余分に圧力をかけて送っている。葛西給水所では、水道管につけた小型の水車を回して発電する。2013年に設備を導入し、15年は一般家庭約530世帯分の電力をまかなった。」
これを見て、余分な水圧で受けるのを減圧するとすれば、最初から余分な圧力にならないように送水すれば良いのではないか、と思ったのだ。発電容量の記載もない。そこでネットで調べてみたら、葛西給水所への給水菅はさらに高いところにある東海給水所まで伸びていて、そこまで送れる水圧が葛西給水所の受水ポイントにかかっていることが分かった。昔であればここに減圧弁を設置するのだが、それを340kW出力の水力発電設備に置き換えたのだ。このような給水方式は日本全国の水道では無数にあるはずだから、もっと普及させる計画が推進されることを期待している。