効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電気自動車の蓄電池充電時間

現在電気自動車(EV)が抱える問題は、蓄電池の容量が十分ではないために、一充電で走れる距離がガソリン自動車などと比べて半分くらいであることと、その充電に要する時間が急速充電でも30分ほどと長いことがある。今月の初めにホンダが、2022年を目途に、充電時間が現在の半分15分になる「超急速充電」の電気自動車(EV)を複数発売すると発表し、日野自動車が電気トラックについて5分で充電できるものを2021年以降に発売するとしているが、今日海外から入ってきた情報によると、Enevate Corporationが5分で充電して390キロでき、60秒の充電で80キロ走れる蓄電池を開発したと発表した。この充電速度は、いま使われているリチウムイオン電池では実現できていないのだが、何かシリコンを素材に使ったリチウムイオン電池という新しいもののようだ。この電池はエネルギー密度が高い上に、急速充電を繰り返しても寿命にあまり影響しないという。零下40度までは通常の充電が可能であるし、ブレーキを掛けたときに発電される電力を効率よく蓄電できるという。これがいつ頃実用化するかは明らかではないが、既にこの技術を自動車メーカーにライセンス供与しているとのこと。蓄電池技術は実に日進月歩。EVの時代が確実に近くなっているようだ。