効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

バイオマス発電も買取価格入札制へ

少し規模の大きい太陽光発電からの電力買取価格が入札で決まることになっているが、同じことがバイオマス発電でも行われるらしい。高い買取価格が電気料金に上乗せされて、電気料金が高騰することを問題視してのことだ。出力2万キロワット以上の大規模発電が対象。買い取り価格の高さに着目した事業者からの申請が急増し、電気料金の大幅な上昇につながりかねないためだが、同時に既にある石炭火力発電所を転用する場合は買い取り対象から外すなど、計画の認定要件も厳しくする方針だということだ。バイオマスは原則20年間、今年9月までに認定されれば1キロワット時あたり24円で買い取ってくれる。このうち出力2万キロワット以上の大規模発電は、10月から新たに認定される場合は価格が21円に下がる。24円の適用を求めて発電計画の申請が相次いだことが今回の入札制導入につながっている。バイオマス発電は安定電源となるから、系統から見ると連系しやすいもので、日本の電力供給の中核になってもおかしくない。入札制の導入は避けられない面もあるが、太陽や風力とは異なった見地での買取制度の運用が望まれる。