効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

住宅用蓄電池が家具に

家具・雑貨量販店を世界的に展開するイケア(IKEA)の英国法人(英国イケア)は8月2日、英Solarcenturyと提携し、住宅用太陽光発電システムと定置型蓄電池の販売を開始すると発表した。太陽光発電システムと定置型蓄電池をセットで購入する場合の最低価格は6925ポンド(約99万円)、定置型蓄電池だけを購入する場合5000ポンド(約71万円)からとしている。いよいよここまで来たかという感じだ。商品を販売する場合、どうしてもメンテの必要があるが、これまで家具を扱ってきた企業が、提携相手があるとはいえ、消費者対応がそれほど発生しないと見極めたからの経営判断だろう。報道の受け売りだが、イケアによると、英国で太陽光パネルを設置している平均的な住宅では発電した電力の約40%を消費し、残りの60%をNational Gridの電力網に逆潮流させている。この場合、英国では買取価格が低く電力料金が比較的割高であるため、太陽光パネルの所有者は経済的メリットを得られていないという。日本の場合、買取価格がまだ電気料金より高いために英国のようにはならないかも知れないが、太陽電池があれば、自前の電気で殆どを賄うことができて、停電時も安心だと考える消費者が増えれば同じようなビジネスが増えるだろう