効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

甲子園球場と太陽電池

夏の高校野球大会が甲子園球場で始まった。迷走台風のために初日が7日から順延されて、今日が2日目。猛暑の中で懸命に試合をする選手達の姿は感動的だ。テレビで観戦しているときに思い出したのだが、名物の銀傘の上に太陽光発電設備が設置されている。あらためて調べてみたら発電出力200キロワット。それも発電素子はシリコン系ではなく薄膜系のCIGS。運用が開始されたのが7年前だから、多分固定各買取制度で売電しているのだろう。球場の発表では年間約193,000kWhで、球場全体の年間使用電力量の約5.3%相当となるという。環境に優しい球場という広告をみたことがあるが、そう言えるだろう。発電された電気を何かの形で蓄電し、ナイターの照明用として実際に利用できるような方式が導入できれば、そのコストは上がるが、観衆へのアピールのレベルは高くなるだろう。水を電気分解して得られる水素で燃料電池を駆動できれば、国の補助も得られるだろう。このような方式の発電を行っている「変なホテル」というホテルが長崎のハウステンボスにあるが、「変な球場」にならないかなと思った。水素水を作って観客に売ることが出来るかも知れない。関西の名所になるだろう。