効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

スマートガスメーター

電気のメーターのスマート化はかなり進展してきたようだが、都市ガスのメーターについても、全国の都市ガスでスマート化が開始されると報じられている。これまでのガスメーターも一定量のガス消費が継続すると、漏洩の可能性ありとしてガス供給を遮断するという形のスマート化は行われている。また、地震がある強度以上になると、感震装置が機能してガス供給を遮断することもできる。しかし、メーターの検針は検針員がメーターを見て端末へ数字を入れる形でデータを集めている。だが、ガスの場合、電力のように消費を制御する必要度が必ずしも高くはないために、ガスの消費量を無線で収集するだけのためにスマート化は突き詰めたものではなかった。しかし、電力市場に続いてガス市場が自由化され、供給事業者が選択されるようになると、その切り替えなどを迅速に行う必要が生まれ、スマート化が始められるのだろう。スマートガスメーターは、契約者の使用量を検針するメーターとデータを送信する中継無線機で構成され、駆動に必要な電力には、10年間交換不要のリチウム電池を使用する。導入は平成30年度から東京ガスが年間10万戸のペースで先行して進め、将来的には全国の都市ガス各社が導入し、全戸に設置する予定だと報じられている。