効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

天ノ川温泉センター

奈良県の南にある天川村にある温泉、天ノ川温泉センターがリニューアルオープンすると奈良新聞の記事で知った。天川村という村へはまだ行ったことがないが、なんとなく自然が一杯という感じがする。これまでこの温泉センターは天川村が直営で運営してきたが、指定管理者制度を導入して、山と温泉共同事業体が運営することになったそうだ。この日記で紹介するつもりになったのは、これまで重油ボイラーでお湯を沸かしていたのが、今回の大改修を機に、新たに薪ボイラーシステムを導入したが、これが奈良県で初の薪ボイラーによる温浴施設になったと知ったからだ。この薪ボイラーは、欧米古来の燃焼理論を使って作られており、生木も一定の天然乾燥でそのまま使えるとのこと。薪は天川村フォレストパワー協議会が運営するバイオマス生産供給施設からのものを使う。コンスタントに薪を使うことが、この地域の森林資源の有効利用になることが嬉しい。同施設は、地元の林業従事者による出荷材積に応じて、村内の登録店舗で使える地域振興券で支払い、村内経済の循環に貢献することになる。このような天川方式が過疎地の森林地域で普及することを期待したい。