効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

Revision2017

10時から開催された自然エネルギー財団主催のRevision2017に参加。広いホールがほぼ満席。最初にAmory Lovinsが基調講演を行い、中国の自然エネルギー導入の目覚ましい速度と、効率化の進展について教えてくれた。人口も大きく経済成長も早いにも拘わらず、エネルギー消費の伸びはGDPの伸びよりも低い。太陽光、風力発電のコストも極めて低く下がっているのに驚嘆。同国の原発導入速度は、現在着工中のものを除けばどんどんどん下がっていくのではないだろうか。
世界的に見て、日本の自然エネルギーの価格は、だんとつに高い。日本がまだ集中型発電による送電系統の維持を原則にしているためだろうと思う。発電単価を計算するときに、どうも日本だけが系統強化の費用を自然エネルギー発電事業者が負担しているのを入れ込んでいるかではないかと感じた。また、規制によって事業リスクが大きくなっているためにプロジェクトが増えないのだろう。しかし、日本も世界の潮流に巻き込まれるのは確かだろう。そこでの障害は、経産省が極めて分かりにくい説明を小出しにするからだろうと感じさせられた。