効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

屋根設置型の太陽光発電

今日たまたま奈良から京都までの電車に乗っていて、日差しが戻ってきた外の風景を楽しんでいた。その時に目に入ったのは太陽光パネルを屋根に乗せた家である。その後、どれほどの、あるいはどのような家にパネルが載っているかに関心が移ったが、この沿線の家にパネルが載っている数は少ない。また、純和風形式の家の屋根にはほとんど見ることがなかった。これを見て思ったのだが、住宅の屋根にパネルを乗せる余地は非常に大きいということだ。これからパネルのコストは下がり続けるだろう。それに優遇策ができ、さらに蓄電池との組み合わせにも奨励策が強化されれば、太陽光発電を設置しようとする人は急速に増えるだろう。そこで一つの課題は、これまでのパネルとは異なって、屋根瓦の形と違和感のないパネルがいつ普及するかということだ。昨日書いたCIS薄膜型のものはそれに近い物を作れるだろう。新築の場合、屋根そのものを発電素子でカバーして、パネルの存在に気が付かないようなデザインの住宅も普及するだろう。屋根の価格が少し高い住宅とはなるが、いまネットゼロハウスが住宅メーカーの売りになりつつあるから、今後このような形式のものが普及し、さらに飛躍的な太陽光発電の拡大が生まれるに違いない。電力供給事業者にとっては必ずしも歓迎できることではないが、新しいビジネスモデルも生まれるだろう。