効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

蓄電池駆動列車

JR東日本が2017年3月4日のダイヤ改正で、栃木県内の烏山線を走る全ての列車を蓄電池で駆動する電車「ACCUM(アキュム)」に切り替えるということを知った。アキュムは架線から電気の供給を受けられない非電化区間を蓄電池にためた電気を使って走る。軽油を燃料に使うディーゼル車と比べ、二酸化炭素(CO2)の排出量が抑えられるという。来年3月のダイヤ改正では3編成のアキュムを追加し、4編成すべてをアキュムとする。烏山線は上りと下りでそれぞれ14本運転しており、これらを全てアキュムに切り替える。電化区間を走るときには架線から電気を取り入れるようだ。
これが教えることは、蓄電池の性能向上とコスト低下が大きく実用化を推進したと言うことだ。これを延長して考えると、鉄道路線や車両に設置される蓄電池の容量を拡大することに大きな問題はないようだ。太陽光発電からの電力を鉄道路線で受け入れて電車の蓄電池に貯めたり放電させたり出来るようになるとすれば、鉄道を細長い分散型発電設備に見なすことができるだろう。