効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

日本の総人口減少

日本の人口はかなり前から減少していると思っていたのだが、自分の無知を知らされた。時事通信の記事を引用しているが、総務省が26日発表した2015年10月実施の国勢調査の確定値によると、外国人を含む日本の総人口は1億2709万4745人と、10年の前回調査に比べ0.8%(96万2607人)減少した。国勢調査で総人口が減少したのは1920年の調査開始以来初めて。出生数が死亡数を下回る自然減が大きく影響した。総人口を男女別に見ると、男性が6184万1738人、女性が6525万3007人。日本人は1億2428万3901人で前回から0.9%減少した一方、外国人は175万2368人と6.3%増え、過去最高となった。国連の推計では、総人口は前回と変わらず世界10位。年齢別では、65歳以上が3346万5441人と、全体の26.6%を占め、初めて4分の1を超えた。道府県別では、人口が増えたのは沖縄(2.9%増)、東京(2.7%増)など8都県にとどまる。減少したのは39道府県で、大阪(0.3%減)が初めてマイナスに転じた。市町村別に見ると、全国の82.5%に当たる1,419市町村で減っている。
いま毎日のように報じられているような、結婚しない若者が増えている、結婚しても子供ができない、あるいは数が少ない、高齢者比率が高くなっている、などの社会現象が具体的な数字として現れたものだろうし、日本が移民を受け入れるかどうかの議論も、現実にはそれを肯定するような方向が出ている。どのようにしてこれからの日本経済を支えていくか、誰が支えるか、などの課題への解決策はなかなか見いだせないだろう。一億総活躍もお題目に過ぎないように思える。エネルギー分野で見ると、エネルギーの総需要も人口減に対応して減る方向に向かうだろう。