効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

高濃度セシウムの蓄積

東京電力福島第1原発周辺の飲料用や農業用の大規模ダムの底に、森林から川を伝って流入した放射性セシウムが濃縮され、高濃度でたまり続けていることが環境省の調査で分かったと報じられている。50キロ圏内の10カ所のダムで指定廃棄物となる基準(1キロ当たり8000ベクレル超)を超えている。ダムの水の放射線量は人の健康に影響を与えるレベルではないとして、同省は除染せずに監視を続ける方針だが、専門家は「将来のリスクに備えて対策を検討すべきだ」と指摘している。
問題はこの水が地域の上水道にも使われているだろうと推測されることだ。ダムの水自体の放射線量が問題ないとしても、飲み水として身体に入った場合には、すぐ体外に排出はされないだろうから、放射線被爆の問題が出てくると考えられる。これは膨大な水を除染できないのだから、被爆は避けられないということではないだろうか。調べてみたら、放射性セシウム半減期は、セシウム134で2.1年、セシウム137で30.2年だと東京都環境局のホームページに出ている。飲料水と一緒に入る可能性が高いのがどちらかが分からないが、半減期はゼロになるという意味ではないから、飲み水としてどれだけ安全なのだろうか。