今朝10時半から有楽町にある国際フォーラムで開催された国際連系線に関するワークショップに参加。200人くらいの参加だろうか会場は満杯。これまであやふやな知識しかなかった欧州各国が電力供給について相互連系して輸出入も日常的に行われている現状に至る過程などを勉強できて参考になった。国内連系については自分の理解の正しさを確認するだけだったが、これをアジア各国に高圧直流で結んで連系し、電力の輸出入を実現するのはまだ夢物語かも知れないが、欧州の実情を見ると、時間をかければ具体化できるかも知れないとも思うようになった。だが、中国がすぐそばにあり、連系しやすいロシアも日本とまだ平和条約を結んでいないのだから、進展には大きな政治的、経済的リスクを伴うだろう。だが、モンゴルなどにふんだんにある再生可能エネルギーを日本に持ってくることができれば、また、インドネシア周辺諸国と連系できれば、日本の電力供給の状況が大きく変化することは確かだ。明日も自然エネルギー財団の主催するシンポジウムがあり、ソフトバンクの孫社長も登場するというから、何を述べるか楽しみではある。
