効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

青森県の風力発電規模

日本列島で風力発電ができる適地は東北と北海道だ。このほどNEDOが発表したところによると、2015年度末時点の風力発電導入実績によると、青森県内の風力発電施設の総設備容量(総発電出力)は36万5763キロワットと、8年連続で全国1位となった。青森県の設置基数は14年度末に比べ1基(2000キロワット)増の230基で、北海道に次いで2位だった。世界の動向から見ると、数字が一桁小さい。東北で15年度の風力発電施設の新設が最も多かったのは秋田県。新たに28基(計7万2410キロワット)が稼働し、既存施設と合わせ170基、総設備容量28万990キロワットとなった。福島県は新設1基(7000キロワット)で、計91基、16万9185キロワットとなった。NEDOの調査対象は出力20キロワット以上で、宮城県には該当する風力発電所はない。風力発電の設置認可に必要な期間が終わって新設数はこれから増えるだろう。残念ながら北海道には、大容量の風力発電を受け入れることができる送電網がない。洋上風力発電も含めて、潜在量を顕在化するために必要な施策を実施すれば、再生可能エネルギーによる発電量を飛躍的に増やすことができるのだが。