効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

伊方原発の再稼働

四国電力伊方原発3号機が再稼働の操作に入った。数日の内に営業運転を始めるだろう。これで再稼働が可能となった原発は3カ所5基となる。地元自治体の長が反対していないので、何とか再稼働にこぎ着けることができたが、関西電力の高浜原発のように、差し止め訴訟が起きる可能性は否定できない。四国電力は伊方3号機の再稼働によって営業利益ベースで年間250億円の押し上げ効果を見込むと報じられている。今の料金原価計算から見るとそうなるのだろうが、見えないコストは大きいと感じている。一つ感じるのは、立地の一が、細長い半島の真ん中にあり、それより岬側に住む人たちの逃げ場がないのをどのように対応するかということだ。船で避難させるということになっているようだが、非現実な方策で、再稼働ありきの計画だろう。安全な操業を願うほかはないが、これによってさらに核廃棄物の量が積み上がるのは確実で、それに対する回答は出ていない。