効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

電力自由化関連セミナー

昨日は早く目が覚めてしまって、その後眠れなかったので頭が重かったが、午後大阪ドーンセンターまで足を運んだ。時に雨がぱらついてはいたが大雨にならなかったのは有り難かった。CASA(地球環境市民会議)主催の環境市民講座があり、講師が旧知の関西大学、安田 陽 先生と、大阪ガスのガス製造・発電事業部から、電力事業推進部の藤田マネジャーが電力自由化について語るというものに参加したのだった。安田先生の話は、風力発電太陽光発電がなぜ日本に普及しないかということが中心で、電力自由化については透明で公平な市場の存在が重要だということの説明は、50人ほどの聴衆にはわかりにくかっただろう。大阪ガスの電力事業の話も、まだ4月から始まったばかりということもあるが、信頼できる事業者が行う電力供給だということに力点があって、同社が感じる今後の課題にまで説明が行かなかったのは物足りなかった。大阪ガスの電源構成の説明があって、国内に10.7万キロワットの太陽光と風力発電設備を持つことを知ったが、現在保有する184万キロワットに占める比率がまだ少ないのに聴衆は不満を持ったのではないだろうか。平成28年度計画値で、FIT電源が7%となっていたが、この増強と、天然ガス火力の拡大を行って顧客増に対応する必要があるだろう。現時点ではガス顧客に電気を売るのが主流だろうが、今後関電の域外も含めて、電気だけの商いを増やすのかどうかははっきりしなかった。