効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ドバイで驚異的低価格の太陽光発電

今日入ってきた海外ニュースで、ドバイ首長国が計画する、砂漠にパネルを設置した80万キロワットと世界でも最大級の太陽光発電建設についての応札価格が、発電電力価格として3USセント(3円強)/kWhという驚異的な低価格となったという。ここまで低価格になった一つの要因として、アブダビ政府から調達する資本コストが低いということも上げられているが、それにしてもこれほどの低価格になるのは驚きだ。他の応札2つも3.69セント、3,96セントという価格だから、これでも驚くほど低い。この価格から見て、中東での太陽光発電は、補助金なしでも石炭火力や石油火力からの電力より安くなるレベルになったという解説がされている。ドバイで最近決まった石炭火力の発電単価が5.177セント/kWhで、石油火力はこれより高いそうだから、この太陽光発電からの電力価格は大幅に安いことに間違いはなさそうだ。何かの仕掛けがあるのかも知れないが、世界における太陽光発電市場の将来を推察させるものだろうという感じがする。