効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

無線LANがセンサーに

特殊なセンサーを家中に張り巡らさなくても、家に無線LANのアクセスポイントがあれば、家のどこにいるか、誰がいるか、何をしているかを検知できる。そんな製品が現れた。カナダaerial社が開発した「aerial」だ。「2016 International CES」(2016年1月6〜9日)で動態展示を行った。日経テクノが報じているが、これには功罪相半ばするものがあるという気がする。これを悪用すれば、無線LANのあるところであれば、そこでの様々な動きが分かるし、アプリを使えば利用者の意思に反して電気機器を停止させたり動かしたりすることができる。とはいえ、特別のセンサーがなくても、あるものの動きや作動状態を認識するデータがあれさえすれば、高度な制御が可能になるかもしれない。これが社会的な不安定さをもたらさないためには、無線LANの機能にサイバーセキュリティーを高度に組み込まねばならないだろう。安易に商品として拡販すれば、収拾がつかないトラブルが起きる可能性がある。そこまで考えているだろうか心配だ。