効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ノーベル賞

日本から今日の時点で2人がノーベル賞を受賞することが発表されている。これはまだ増える可能性はあるのかもしれない。医学・生理学の分野で大村 智さん、物理学賞を梶田隆章さん。ノーベル賞は、ノーベルが自分の開発したダイナマイトが人間社会を破壊したことを憂い、人間社会の改善に貢献した人を表彰するものとして設けたものだが、今回の受賞対象は大きく分野が異なり、分かりやすいのは大村さんが寄生虫病の激減に貢献したと言うことだろうが、梶田さんのニュートリノに質量があるという発見は、宇宙環境の理解を大きく進めたという意味で、これからの地球の歴史を予想させるものだと思う。心から喜びたい。この2人の業績にはそれを支える周辺の人達や日本の技術がある。例えばニュートリノについて言えば、浜松ホトニクスというスーパーカミオカンデで使われた光電子倍増管という高度技術があったればこそ実績を出すことができたのだから、日本技術の総合力が認められたと言うべきだろう。お二人はそれぞれ個性の異なる人だが、好奇心が人並み外れて高かったことが共通する。若い人達に大きな指標と方向性を示したと言えるだろう。