大阪ガスが1990年頃に市街地に集合住宅を建て、いろいろな社会実験を行い、時代の流れに則した集合住宅はどうあるべきかを探ってきた。これが少子高齢化、同居家族のあり方の変化、環境共生の要請の高まりなどを前にして、新たに第4フェーズとして今の社会に適合した集合住宅のあり方を探り、それを現在の建築構成を見直して設計を見直すために、アイデア公募を行っている。それについての趣旨説明を兼ねたシンポジウムがあったのに今日午後参加してきた。ガスビルの近くの会議場だったが、かなり広い会場は一杯。応募してくるアイデアの審査を行う先生方が、それぞれ自分の専門分野について説明し議論をするのを聞いたが、集合住宅も含めた住宅のあり方自体が大きく変化しなければならないのでは、という印象を受けた。家族関係、家族と隣人との関係、コミュニティーとの関わり方、全てがこれまでの常識から大きく変わり始めているのは確かだろう。どのようなアイデアが採用されるかを知りたいと思う。
Next21については http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/next21/concept/index.html で分かる。
