効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

佐渡島

昨日米国ロードアイランド州の沖合にある島、ブロックアイランド近辺での洋上風力発電について書いた。その時に頭に浮かんだのが佐渡島のことだった。昔家族で鼓童の太鼓演奏を聴きに行ったことがあるからでもある。ここは新潟県の沖合で、離島と言うには大きいが、法律的には離島らしい。ここの電力は東北電力が供給しているが、島内に2 つの火力発電所と6つの水力発電所があるが、発電規模は6〜7万キロワットほどだろう。そして本土とは系統がつながっていない。しかも、初めて知ったことだが、東日本の電力は全て50ヘルツだと思っていたのに、ここは60ヘルツだそうだ。だから本土と接続させるとすると、高圧直流の海底電線で結ぶ他はない。ここの電気料金は、東北電力の供給だから本土と同じ料金のはずだ。佐渡島での電力事業では常に東北電力は赤字になっているだろう。佐渡島は、面積855.31km2(東京23区の約1.5倍)、海岸線延長は280.6kmで、沖縄本島を除いて日本最大の離島となる。新潟市の西方約45キロメートルにあり、本土との最短距離は約32キロメートル。以前訪れた時に陸上風力発電が一基あるのを見たが、その時には停まっていた。この位置関係は昨日書いた島とよく似ている。島の沖合には洋上風力発電に適した場所があるのではないだろうか。景観問題についても、新しい景観を加えることになるとも考えられる。この側面から検討してみる価値があるかもしれない。ただ風力発電の規模は、島の電力需要を賄うほどにはならないと推察するが。